北米は、政治や外交、貿易だけではなく、日本にとっては影響力の大きな国であり、大きく展開も期待される地域と言えるのではないでしょうか。一年を通してみると、アメリカからの旅行者数はかなり上位を占めており、北東アジアを除くとトップでしょう。しかし、その内訳は、ほとんどがビジネスでの旅行客であり、統計をみると、1人当たりの支出は期待するほど高くはないと言われています。アメリカからアジア諸国に訪れる人々の内、訪日旅行者の数は、中国、香港に次ぐ第 3位にとどまっているというのが現状でしょう。これは、カナダでもほぼ同じ事が言えるでしょう。また、メキシコやブラジルなど中南米からの訪日旅行者数は非常に少ないが、これらの調査結果は逆に、発展への大きな可能性があると捉えるべきではないでしょうか。つまり、今まで伸びていなかった、北・中南米からの旅行者を増やし、マーケットを拡大するために、どう行動していくか対策を考えて行くためには、各国からの旅行者数と目的を明確に分析し、その情報に基づいて日本の魅力を提案して行く事が重要と言えるでしょう。アメリカは、学校の長期休暇が始まる初夏にピークを迎え、夏は落ち着き、更に秋の訪れとともに増加傾向にあるでしょう。しかしカナダはアメリカと異なり、世界でも有数のアウトバウンド・マーケット国であることでしょう。外国への旅行者の数は、相当数であるでしょう。更に、訪日旅行者数は限定されているものの、時期は春~秋と、ほぼアメリカと同様の傾向であると言える。メキシコとブラジルの場合、訪日客は四月に増加している。西海岸には日系などを含む、アジア系の移民も多く、帰省するというケースでの訪日も、大きく可能性を広げていると言えるでしょう。