ヨーロッパ諸国の特徴は、何と言ってもアウトバウンドが好きという点ではないでしょうか。世界の国際観光客数のうちの相当数は、まさにヨーロッパからの旅行者と言える。更に、出国率はイギリスとドイツが各国100%を超え、日本にとっても欠かすことのできないマーケットになりつつあると言えるでしょう。ヨーロッパの人々は、なぜそんなにも旅行好きなのでしょうか?理由は、大きく分けて2つあるでしょう。1つはヨーロッパの「シエンゲン協定」という存在でしょう。この協定に加盟している国では、国境検査がなく、イギリスとアイルランド以外はパスポートなしで国境を越えられ、国外への旅行が気軽になっているのでしょう。もう1つは、バカンスを取得しやすい環境が整えられているからではないでしょうか。ヨーロッパの各国は、祝日は少ないが、有給休暇の取得が法律で保証されており、充分な休暇を与えていない場合には企業が処罰を受けることになっているという。そのため、イースターや、他の連休と有給休暇を組み合わせた長期の休暇を取得しやすいと言えます。このような環境のため、旅行への関心に大きく働きかけるのでしょう。しかし、ヨーロッパの人々は、残念ながら、あまり日本へは来ないという印象を受ける。つまり、まだまだマーケットを拡大して行く可能性は充分にあるという事でもあるでしょう。ヨーロッパの習慣の中で、日本をいかに連想させるか、ヨーロッパ各国の国民性や、食文化、宗教的な背景、現地の気候などもしっかりと考察し、ニーズに対応できる提案を打ち出して行く事が、最重要課題となっているのではないでしょうか。つまり、長期に渡り、じっくりとブランディングや、プロモーションを行い、旅行の検討中に日本を連想してもらうような仕掛けを有効的に行って行く事が大切でしょう。