ここでは、山梨県を含めた関東広域を見て行きましょう。主に山梨は、中部地方に分けられる事が多いが、東京の隣で約1時間半ほどの場所にあるため、ここでは関東圏として考えて行きましょう。今まで、各県は、首都である東京ばかりを目標に、東京だけを相手にマーケットを展開していれば成り立っていたと言えます。しかし、これからの時代は、東京でさえ近い将来人口が減り、これまでと同じ考え方や戦略では経済が発展して行く見込みはないでしょう。これからは、東京を自分たちの街の一部として捉え、各地域が直接世界に向き合い、その在り方を見直していくことが求められていると言えるでしょう。

今後は、羽田空港・成田空港・茨城空港を地域の空港とし、そこからどのように旅行者を誘致するかを検討し、実行していかなければならないでしょう。栃木は、世界遺産の日光東照宮や鬼怒川温泉、蒸気機関車「大樹」の運行、益子焼、また茨城は、国営ひたち海浜公園や筑波山、水戸借楽園、さらに群馬では草津温泉や世界遺産の富岡製糸場など、様々な魅力を有する北関東。しかしその多くの名所は、東京から日帰りできる位置にあるため、宿泊機能の整備がされていないという弱点が認められるでしょう。インバウンドの視点から考慮するには、長期滞在して楽しめるよう開発して行くことが必要と言えるでしょう。

成田空港や、ディズニーリゾートを擁する千葉。しかし、館山、南房総、鴨川などの外房地区や船橋などは、インパウンドの恩恵をほとんど受けていないと言える。決して魅力のない地域というわけではない為、磨き上げ、アピールして行く事で、圏域全体でインバウンドの恩恵を共有していけるでしょう。