07 Jul中国人の平均月収や好きな色

しかし、それでは先方は納得しないのです。なぜこのような質問を投げかけるかというと、彼らは日本人と同じ目線で中国人を見てしまうからです。自分(と自分の国)を基準にしないとイメージができないからでしょう。ステレオタイプな答えがかえってくると安心する、ということもあります。日本人の多くが「ステレオタイプな答え」を潜在的に求めているフシがあるので、予想とまったく違う答えが返ってくると戸惑ってしまうということなのです。そこで、私は次のような説明も加えることにしているのです。「中国人全体の平均月収という統計はありません。たとえあったとしても(人口が多すぎるので)日本人の参考にはなりません。北京と四川省の農村では経済格差が3倍とも5倍ともいわれています。何もかも違いすぎるからなのです。また、北京市といっても、人口(約2100万人)は東京都(約1300万人)を上回っています。農民工(出稼ぎ労働者)が多く、日本人のように平均的な暮らしをしている人ばかりではないのです。人によってかなりの収入格差があります。ですので、平均月収を聞いて、それを日本人の生活水準と比較してイメージすると、現実とかけ離れた中国人像になってしまいかねないのです。そこが中国の複雑なところなのです」このように答えると、相手の方は一定の理解を示してくださるのですが、それでも、しばらくすると、前述したような「でも、中国人の好きな色は?」という質問を投げかけてくることが多いのです。日本人同士でも好きな色は人それぞれ違うと思うのですが…。具体的なエピソードを、ご紹介します。17年の夏ごろ、ある中国人留学生のウイーチャット(中国版LINE)での投稿です。

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